こんにちは。
まっつ先生です。
子ども達のことを
よく観察している先生や
教師としていろいろな経験を
積まれている先生は
子どものちょっとした変化に
とても敏感です。
前髪を数cm切った
女の子のこと
表情がいつもと違う子ども
付き合う友達が変わった子ども
など、よく気付くものです。
私もわりと人の変化には敏感な方なので
「〇〇さん、髪切った?
カッコいいね。」
「〇〇さん、服が夏っぽく
なったね」
と声を掛けて、子ども達と
コミュニケーションを
よく取っています。
人の変化に敏感な人は、
学級における危機察知能力
も高いと私は思っています。
なぜかというと、
私がそうだからです。
このままだと厄介な
トラブルになりそうだ
とか
この遊びを許していると
ケガをするぞ!!
そんな感覚、皆さんにも
あるのではないかと思います。
ところが!!私の場合…
その後の行動が
不適切だったのです。
例えば、
3年生を担任した時の話です。
休み時間に2人の男の子が
ボールをどちらが片付けるかで
喧嘩をしていました。
手を挙げるような激しい喧嘩に
発展していたら、即対応したのですが、
結局、口喧嘩で終わったのです。
2人の表情を見ると、
確かに不満げな
表情をしていました。
とは言っても、
「まだ3年生の子どもだし、
明日になれば、
また仲良く遊ぶだろう」
「今度、また同じように
喧嘩をしたら話を聞こう」
そう思い、話を聞いたり、
指導したりはしませんでした。
これが地獄の入り口でした!!
翌朝、
保護者から電話がきました。
「ボールの片付けを
いつも自分がしているから、
昨日は友達に片付けるように
言いました。そしたら、
文句を言われ、悪口まで
言われたそうです。
それに対して怒っていて、
そんな奴がいる学級には
行きたくない!!
と言っています。」
という内容でした。
もの凄く後悔しました。
「指導した方がいいかもな」
と思っていた矢先のことだったんですよ。
その保護者には、口が裂けても
「知ってましたよ」
とは言えませんよね。
もし、言ったら
「じゃあ、何で
指導しなかったんだ??」
となるのは容易く想像できます。
その事実を初めて知った体で
話を聞いていました。
保護者に嘘を付いて
しまったんですね。
そして、それはつまり、
子どもにも嘘をついた
ことになります。
これまた大きな
後悔をしました。
話を聞き、指導することを約束に
次の日には登校してくれたので
安心したのですが、
もし、この出来事が引き金となり
不登校にでもなったら、
完全に自分が悪いことになります。
少なくても、その1年間は
負い目を感じながら過ごすことに
なったでしょう。
そんな後悔を二度としないための
戒めの経験をしたわけです。
ところが、残念ながら
この経験が戒めにはならなかったんです。
時が経って、そんな後悔の経験も
風化されてしまったのです。
同じような後悔を
二度も三度もしました。
全く反省が活かせない人間です!!
小さなトラブルを小さなトラブルとしか
見ていないためにこのような事態に
なるのです。
どんなに小さくてもトラブルの芽は
すぐに摘んでおくべきです。
対照的に、
すぐに指導をして
よかったこともあります。
それは、6年生を担任したときの話です。
1学期末の個人面談で、
ある保護者から
「6年男子の何人かが
グループLINEをつくって
いるんですが、
その中の1人が省かれてしまった
みたいなんです。
(子どもが)先生に話すと
次は自分が省かれるんじゃないか.
と心配していまして…」
という情報提供をいただきました。
省かれた子どもは、別の学級でしたが、
よく顔を合わせるため、
普段の様子も知っていました。
私が見る限り、いつも通り元気だし、
出席もしている、
担任に聞いても、変わった様子はない
ということでした。
なので、
指導しなくてもいいな!!
と思いました。
それに、
学期末で時間もない。
(2日後に終業式でした)
該当する子ども達への
ピンポイント指導は
やめてほしい。
(保護者の願い)
指導するなら
資料作りをしなきゃ!!
考えること・作業することが
波のように押し寄せてきました。
「2学期始まってから、
実態を把握して
それから指導しよう。」
今までの自分ならそう思っていましたが、
さすがにこの事案は、早急な指導が
必要だと思いました。
その日のうちに、
*資料(パワポで)
*ネット依存度テスト
*学年通信(保護者への周知のため)
*授業展開案
を考え、作成しました。
その結果、
夏休み中にSNS関係の
トラブルはありませんでした。
それだけではなく、
その年は、
それ以降トラブルの話は
一切私の耳に
入ってきませんでした。
早く行動したことが
功を奏したのです。
このように、
マイナスの変化に気づいたら
声を掛けるとか指導をするとか
先手をどんどん打っていくことで
大きなトラブルに発展することを
防げます。
また、
教師が感じている小さなトラブルは、
子どもや保護者の立場からすると、
大きな問題かもしれません。
人によってその基準は
異なります。
トラブルの大小を自分のものさしで
測るのではなく、気になることは
突っ込んで指導していくことで、
どの子どもも安心できる
学級をつくることができます。
「いつ指導するの??」
「今でしょ!!」
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!
👋まっつ先生でした👋
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