模擬授業もいいですが…”シャドー授業”もお薦めします。

授業



こんにちは。
まっつ先生です。

教師という職業は子どもの成長を
一番近くで見ることができる
素晴らしい職業です。



また、良くも悪くも素直な子ども達と
関わることで、たくさんの刺激を
もらえる職業でもあります。


そんな素敵な職業
教師ですが、

無くなってしまえ!!

と強く思い続けている仕事が
あります。


それは、


研究授業です。


何のためにあるんでしょう??


*教師の授業力向上のため

*子どもの学力向上のため




この2つが大きな理由だと考えます。

確かに、子どものために
なるかもしれませんが、
考えてみてください!!



研究授業のために
たった1時間の授業のために
どれほど悩み、考え、
時間をかけますか?


厳密にいうと
単元全体の中の1時間の授業を
考えるので、

結果的には複数時間の授業展開を
考えることにはなるのですが…。


ただ、
普段の授業にそれほどの

時間をかけますか??

教材や具体物をそんなに細かく
吟味して準備しますか??



研究授業って
かなり

カッコつけた授業ですよね。

ちなみに
研究授業というシステムがあるのは
日本だけらしいです。

と言っていてもなくならないので、
ここらへんで終わりにします。



文句を散々言いましたが、
それでも、その経験は確実に
自分の力になります。


特に、授業を準備する段階。

悩んでいる時はたくさんの学びが
あります。



自分一人で考えることも
学びにはなるのですが、

他の先生方からのアドバイスも
新しい視点を与えてくれます。


それが

模擬授業

です。


子ども役を他の先生方に演じてもらい、
授業を試しに流してみるものですよね。

教師1年目、
このシャドー授業にものすごい
拒否感をもち、
模擬授業をしました。

「子どもから、こんな発言が
出たらどうする?」

とか

「自力解決の見通しは
どこまでもたせる?」

とか。

たくさん質問してくるんです。
まだ1年目なのに!!



「そんなのわかんねーよっ!!」

と思いながら

「考えておきます!!」

を連発していました。



そのせいで、
具体的なアドバイスはもらえなかった
ような記憶があります。

模擬授業後も自分なりに考え、
いざ本番に臨みました。

・・・・・・・・・




無事に終わりました。



無事にというのは
よくできたということではなく、
ただ単に、ひとつの授業を
流したというだけです。

事後研究会で授業記録を見て、
子ども達の発言や自分の発問等を
振り返りました。

そこで初めて、模擬授業の
大切さに気付く事が
できました。



模擬授業で先輩方がしてくれた質問や
発言が実際の授業の中で出て来たのです。

授業中は、授業を進めることに夢中で
そんなことに気付きもしませんでした。

そして、授業記録を読み進めると
唖然としました。



子どもの発言に対する私の反応が
全く適切ではなかったのです。


先輩方の経験値と
授業を研究する力の凄さを
実感するとともに、
自分の無力さを
痛感させられました。


あんなに悩んで考えた授業で
この程度しかできないのだから、

普段の授業は
どれだけできていないのだろう
と不安しか残りませんでした。

ただ、いつまでもネガティブに
いるわけにもいきません。


その年にもう一度
研究授業をさせてください!!



と研究主任にお願いしました。



私は、毎年研究授業をしていますが、
参加できる先生方にお願いをして
必ず模擬授業をしています。

それほど模擬授業の大切さを
実感しました。

話は変わりますが、
私が模擬授業と同じくらい
大切にしているのが

シャドー授業です。

シャドーとは、ボクシングで行われる
練習方法です。



シャドーボクシング

↑↑
聞いたことありますか??

一人で仮想の敵を想定し、
手足を動かします。

仮想の敵からの攻撃を避けながら、
パンチを繰り出し攻撃をします。



教育の世界で言えば、
子ども役がいない状態で、
模擬授業をすることです。

一人で模擬授業をします。

指導案通りに授業を流し、
板書もします。

授業細案も作り、本番と同じような
言葉遣いで45分間を流します。

想定ポイントは3つです。


*誰がどのような発表をするのか

*発表内容のパターンをいくつか

*想定した子どもの

  発言からのつなぎ方


模擬授業➕シャドー授業

これで、子どもの考えに対して
動じずに答えられるようになります。



シャドー授業で対策したにも関わらず、
想定していない答えが
返ってくるようであれば
教材研究不足ということです。

それはそれで発見なので、
よいことです。


模擬授業とシャドー授業をして
練り上げた授業を毎年こなしていくことで

子どもの反応を
予想できる範囲が広がり
それだけ余裕をもって
授業を進めることができます

予想していない
反応が返ってきても
瞬発的に返すことが

できるようになります。


そうなれば、
授業することが楽しく

感じられるようになります。



そして、
自信をもって授業することが
できるようになります。

もうあなたは
できる教師の仲間入りです!!



最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!

👋まっつ先生でした👋















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