教師スキル①【待つ】 あなたはどれくらい待てますか??

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こんにちは。
まっつ先生です。

子どもの力を伸ばす上で必要な
教師の心構えはいくつもありますが、

今回は【待つ】です。


いやいや!!
待つって簡単じゃん。
それのどこがスキルなの??


と思ったそこのあなた。


こんな状況でも子ども達
しっかり待てていますか?


①授業で、子ども達から
  引き出したい言葉や解き方が
なかなか出てこない

②教師がやれば早く終わる

係や委員会の活動

③教師が子ども達の前に

立っているのに、
なかなか静かにならない状況


どれもじれったく感じてしまう場面では
ないでしょうか??


皆さんは
どんな対応していますか?




①学習について

授業でのことなので、
時間に制限があります。

時間との戦い!!

その時間の学習内容は、その時間に
終わらせたい。

でも、
ここは、考えてほしいんだよな。
誰か発表してくれないかな〜。


葛藤することが一番多い場面です。



未熟な私は、

「こういう場合は、
  〜して解くんだよ」

と教えていました。

待ち時間たった30秒。

たった30秒なんですが、待っている側
としては、倍以上に長く感じます。

たった30秒なんですが、待っている側
としては、倍以上に長く感じます。



シーンとした教室で、
どんよりとした子ども達の表情…
最悪の空気です。


「早くこの空気感を
  ぶち壊したい!!」


そんな焦りの気持ちしかもっていないので、
わずか30秒しか待てませんでした。




ところが、
授業が上手い先生は

違うんですよね。


待てるんです!!


ただ、待つにも2種類あります。


1つ目は、一般的な待つ。

子どもの発言を静かに待ちます。
この静かな時間に、子ども達は
一生懸命考えています。

でも、考えが閃かない。
解決方法の糸口さえ見つからない。


それでもまだ待ちます。
この考えている時間が子ども達の
脳を成長させるんです。



結局、考えが出てきませんでした。



ここで、2つ目の待つ
が発動します。

2つ目は、相談タイムです。

ペアやグループで相談させることで、
気づきが出てくることがあります。

三人寄れば文殊の知恵

相談タイムを設けることにより、
子ども達から考えが出てきます。

正解でなくてもいいのです!!

子ども達自身が考えて、その結果を
授業の中に組み込んでいけることが
大事なのです。



子ども達自身も、
これだけ考えたんだと
とても満足します。


たとえ間違ったとしても、考えた分だけ
子ども達の頭の中には
その時間の学習内容が深く心に残ります。

しかし、すぐに教師が教えてしまうと、
学習内容が頭の中に残りません。

それどころか

「先生が解き方を
 教えてくれるからいいや」

と、考えること自体を
ストップさせてしまいます。


思考力も挑戦心も学習内容も
何も身に付かないのです。



こんな授業に何の価値
ありません。






②係や委員会の活動
 


係や委員会の活動時は、比較的自由に
発言できる活動時間なので、
授業時間に比べると緊張感がありません。



そのままの雰囲気で、子ども達に仕事を
させると、間違いなく必要以上に時間が
かかります。

だからと言って、
教師が率先して取り組んだり、
一緒に取り組んだりすると、

子ども達は、教師任せになってしまいます。
委員会活動が誰のための活動なのかが
分からない状態になってしまいます。



そのせいで、
自主性が育たなくなり、

子ども主体であるべき
係活動や委員会活動は
やらされている活動
になってしまいます。

活動の目的を持たせるとともに、
時間の設定して、効率よく
取り組ませることも大切ですし、

子ども達自身が考え、計画した活動を
実施することで自主性や創意工夫が
見られる活動に変わっていきます。



教師に必要なことは、
見守ることと
適宜適切なアドバイス

をすること。


③静かにならない状況


まさに、今の時期から徹底していきたい
ことですよね。

静かにならないと、教師は大きな声で
話さないといけなくなってしまいますし、



そもそも注意する声も子ども達に
負けない大きさの声を出さなければ
なりません。

声を出しているだけなのに、
大きな声となると疲れますよね!!

教室だけであれば、まだいいのですが、
体育館や校庭で出す大声は、もはや
叫ぶですから!!


できることなら叫びたくない。


だから、

「みんなの前に誰かが立ったら、
話をする合図です。

静かにしましょう。」


これを徹底していきましょう!!


静かになるまで待つのです。



前に教師が立ったことに

気づくまで待つのです。


気付ける子どもは、
周りを見る力が養われます。

教師が常に一人ひとりの子どもに
目を配らなくても、

困っている友達がいたら声を掛けたり、
手伝ってあげたりする関係が
出来上がってきますよ。


待つには忍耐が必要です。
そして、
子どもを信じる気持ちも必要です。


子ども達を信じる気持ちは、
子ども達に伝わります。

自分達を待ってくれている教師を
子ども達は信じます。



そうやって、非言語的でも
お互いの信頼関係を深められる関係性を
つくっていくことができます。


【待つ】
単純な行動ですが、そこには深い意味と
目的があるのです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。



👋まっつ先生でした👋



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