こんにちは。
まっつ先生です。
皆さんの学級にも
いますよね??
いつも注意される子ども。
忘れ物が多い
宿題をしてこない
授業中うるさい
きまりを守らない
見逃したいけど、見逃したら
改善の見込みはゼロに近い子ども。
そんな子どもにどのような
指導をしていますか?
授業中に無駄話が多い子ども…
1回目の注意は優しく
「授業中ですよ」
2回目の注意は少しキツめに
「先生が話しています!!
静かにしましょう!!」
3回目になると厳しい口調で
「うるさいっ!!同じことを
何回注意されてるっ!!」
4回目以降になると表情も一変させながら
「いい加減にしろっ!!」
の言葉で口火を切り、説教タイム。
こんな指導をしていました。
指導の仕方で、反省点は
いくつかあるのですが、
今回は、指導方法ではなく、
このような指導を続けたことで
起こった学級の変化について
お話しします。
どのような変化が起きたかというと、
教室の中に
厳しい先生が増えたのです。
授業中におしゃべりしている人がいると
子ども達がお互いに注意し合うのです。
良い関係性が築けてきたなと
思えていたのですが、
だんだんとその関係性が
悪化してきたのです。
なぜかというと、
注意している言葉が
私そのものなのです。
私以上になっている
子どももいました。
しかも私が4回目以降に注意する言い方。
「いい加減にしろっ!!」
この類です。
私の学級の優しい子ども達が
どんどん変わっていきました。
信じられないのですが、
*お互いの悪いところを
見つけて指摘するのが
正義であるという
間違った注意喚起
*間違った行動をした
1人に対して複数人で
注意する
こんな場面が次々と出てくるように
なってしまいました。
子ども達同士を
繋いでいる糸が
一本ずつ切れていくような
感覚を覚えました。
明らかに子ども達同士の関係が
ぎこちない
という言葉では表現できないほどの
人間関係でした。
学級崩壊ならぬ
人間関係崩壊状態
でした。
改善点は火を見るよりも明らかでした。
自分の指導する際の
言動に気をつけること。
具体的には
いつでも、
何があっても冷静に!!
当時の私のモットーです。
それ以来、
私は怒鳴る指導を
止めました。
そして、
全体の場で厳しく
指導することもやめました。
子ども達には、
「注意するのは先生の仕事だから、先生の仕事を取らないでね。
でも、間違っていることを
している友達がいたらどうする?
…教えてあげてください。
『こうするといいよ。』、
『こうした方がいいんじゃない??』そういった言葉掛け
をすると言われた方は
イヤな思いはしないよね。」
優しく語りかけました。
子ども達は真剣に話を聞いてくれました。
すぐには改善されませんでしたが、
時間をかけて少しずつ
改善されていきました。
私自身もすぐに言動を180°転換できた
わけではありません。
意識していても怒鳴ってしまうことは
ありました。
それでも、
しだいにその頻度は減っていきました。
そうしていくことで、
今度は、子ども達が
お互いに補い合い、
助け合う姿が
たくさん見られるように
なりました。
これが理想とする学級像
の1つだと実感しました。
これを読んでくださっている皆さんも、
まず自分の姿を客観的に
見直してみてください。
それが
理想の子ども像・学級像を
実現させる第一歩に
なるはずです。
教師の出番がなくても、
子ども達自身で課題を解決し、
改善策を見つけられるようになります。
そんな自律的で
自立した学級を
つくっていきましょう!!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!
👋まっつ先生でした👋
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